“人生は挑戦が推進力となる旅だ”
UNBY株式会社が日本代理店を勤めますVERNE(ヴェルン)が、ついに到着します。
UNBYとVERNEの出逢いは、ミニマルワークスとの打ち合わせに行った出張の途中。UNBYディレクターが「最強のテーブル」と異名を持つVERNEのアイコン的アイテムトレッキング・パッドを「シンプルで軽くてかっこいいな」と購入したことがきっかけです。
VERNEの持つ、デザイン力と、材質へのこだわり。VERNEのCEOからいろいろ聞いてみると、なるほど、ひとつひとつのアイテムの見え方が変わります。ギア好きなUNBYのお客様に必ず刺さるはず、2021年前半、UNBYがお届けするいち押しブランドです。
どんなふうに、またどんなシチュエーションでご決断されましたか?
わたしは自動車デザイナーの出身で、デザイン専門会社を運営しており、様々な分野のデザインの依頼を受けていました。
そのうち、自分で商品を製作したいという想いが芽生え、「VERNE」というブランドを立ち上げました。
幼い頃に読んだ「海底2万里」の作家 ジュール・ヴェルヌの小説では、「未来を夢見て挑戦し、旅をする。」というテーマと哲学が込められていました。
わたし自身もまた、彼の小説を読みながら、未来を想像し育ちました。
デザイナーの視点からも、彼の想像力と創造的な挑戦のメンタルに、いつも共感しました。
彼が生きた19世紀ルネサンスの時代の美学と、彼が夢見た21世紀の技術を土台に、
ブランドのベースデザインモチーフを設定し、また、彼の哲学に着目し、デザインのコンセプトを発展させました。
こうしてデジタルデバイス製品を展開したのが「VERNE」の始まりです。
そうしたアナログのオマージュと自然から与えられる自由さに魅了され、
いつの間にかアウトドア製品が主力となるブランドになっていました。ははは
また、それを代表的に表現した製品は何ですか?
VERNE製品のはじまりは愉快な想像から出来ています。
いつもVERNE独自の想像から製作に取り組むので、他社のアイデアとは少し違った方向性の結果物が出来上がりますね。
そのため、VERNE製品は、どこにでもあるような製品がないのです。
それこそが他ブランドとの差別化ができるポイントだと思っています。
生まれ持った素性・製品本来の個性、この二つの単語がユーザー様の共感を作り出すパラメータになるのではないでしょうか。
うーん…全ての製品において全般的に表現してはいますが、あえて言うのであれば、初期に製作した「TREKKING PAD」と「COT」です。
特に「TREKKING PAD」は、既にバックパッカーやキャンパーたちには必要不可欠なトレッキング用ミニテーブルの代名詞となっています。独歩的な超軽量・超スリム・超シンプル構成が特徴となっていますが、そこに他の機能を組み込んだので、名前もテーブルではなく、パッドと名付けました。
テーブルなのに名前がテーブルではないパッドという点は、VERNEのユニークな性格を表したものだと思っています。
「ヘリソンクーラー42」というアイスボックスです。
ジュール・ヴェルヌと同時代を生き、初めて冷蔵庫を作ったイギリス人 ジェイス・ヘリソンをオマージュし製作しました。
この製品は19世紀風のデザインコンセプトと新しい観念の製作方式を全て込め、極めてVERNEらしく企画し製作した為、個人的に愛着があります。
新しいことを全て一つにまとめたからでしょうかね。
高額であったり、一般的でない使用性に好き嫌いが生じた為に、今は廃盤になってしまったので、さらにもったいなく感じてしまう製品ではありますね。
その後継作を企画中なので、これから沢山のご関心を持って頂けると凄く嬉しいです。
復活をまちましょう!
真実性のある心です。
全てのものは、アイデアやイメージから始まり、想像力を原動力として製作・実現させます。
その全ての背景に真実性が無いと完成品が誕生する力は弱くなります。
利益を求めることは企業の本質であり、時にはたくさんのことを妥協しなくてはならないこともありますが、今もなお、またこれからも、正直で恥じらいのないブランドであり続けることが最も重要であります。
特に決まったものはありませんが、時と場所、そして同行する方のスタイルに合わせることが私のスタイルかもしれません。
でも、ソロキャンプスタイルであるなら、超ミニマルスタイル・・?
(わたし自身がとってもめんどくさがり屋なので(笑)(笑))
新しくデザインした製品はたくさんあります。時間がかかっても、入念に、品質の良い製品を披露しようと思っています。発売が近い製品は「ノーティラス マットコット」と「ベルン システム テーブル」シリーズたちが近いうちに発表される予定です。
マエストロテーブルとフラットテーブルを合わせるとこんなかんじに組み合わせが出来ます。 コット、はやくきて!
日本のユーザーの皆様に、VERNE製品をお見せできることが何よりも嬉しいです。
一方で、どのようにお思いになられるか緊張とわくわく感がさらに大きいです。
感謝の気持ちを恩返しする道のりこそが、より良い製品を生み出すと思っています。
これからよろしくお願い申し上げます。