キャンプという名の「家族旅行」を快適に。
Interview to Heeyoung Lee
Production control / Marketing of TRAVEL CHECK
TEXT:ケンケン
今回は、TRAVEL CHERCK(トラベルチェック)のマーケティング担当、イ・ヒヨンチーム長に、ブランド設立から人気テントRAUMシリーズのことまで、細かく聞いてみたインタビュー記事になります。
Q1:TRAVEL CHECKとは?
トラベルチェックは、旅行鞄やキャリアなどの旅行用品から製作が始まりました。現在は、ファミリーキャンプを中心に、多様なキャンプ用品のラインナップを揃えています。
旅行マニアたちの経験と必要性に基づき始まったトラベルチェックは、ファミリーキャンプに適合する多様なラインナップで、アウトドアライフのアイデンティティを拡大させています。
Q2:ブランド設立はどのような場面で決心されたのですか?
誰にとっても休日はすごく短い時間で、家族とともに過ごす時間は非常に大切です。休日にキャンプへ出かけると、休日を楽しむ多くのキャンパーたちが、テントを組み立てていた中で、少し気になる家族を見つけました。
お父さん、お母さん、そして子どもたち。初めてキャンプ場に来たような雰囲気が、遠くからでも感じられました。荷物を出して、組み立てて、取り付けて、外したと思えばまた取り付けて…1時間…2時間…そうして時間が過ぎ夕方になった頃には、家族みんなが疲れて見えたのです。
私は、彼らが楽しみにしていたキャンプが、ただしんどいものになっているのではないか、そう思いました。もっとキャンプ用品が簡単で早く設置できるものであれば、この家族がキャンプを楽しむ時間がもう少し長く、そしていい思い出がたくさん作れたのではないかと思ったことが、ブランド設立の背景にあります。
Q3:製品を制作する時、ブランドの共通テーマは何ですか?
トラベルチェックは、変化が激しい四季の環境で、より多くの人々が快適に過ごせることに焦点を置いて製作しています。
自社開発のコットン生地を使用し快適にのびのび過ごせる空間を作り出し、ドアと窓を多く作ることで自由な動線を確保し、広々とした空間と解放感を与えました。
人と自然が共存するような制作で、より楽しいキャンプにすることがテーマです。
Q4:代表的な製品の制作と使用してみた感想を教えてください。
左がRAUM 2.0、右がRAUM MINI 2.0。
トラベルチェックの代表的な製品には、RAUM2.0とRAUM MINI 2.0があります。双方とも設営が素早く、簡単にできるのが特徴です。
時間をかけずに設置できる理由は、自社の他のブランドであるMINIMAL WORKSのテントにあります。
左がマンゴーEX、右がパプリカ。
登山シーンに特化したMANGOEX(マンゴーイーエックス)とPAPRIKA(パプリカ)から着想を得ています。この2モデルをより簡単な設営で済むようにしたのと、空気抵抗を減らすことに成功したのです。さらに、生地の素材とサイズを変更し、よりオートキャンプで快適に過ごせるテントとして設計しています。
実際に使ってみて、コットン素材とサイズを大きくさせたテント内部は、より快適に広々とした空間で落ち着ける印象があり、さらにキャンプを楽しめました。機能面においても、コットンを使用したことで、遮光性が上がり、結露で内側が濡れることもありません。
【RAUM2.0 : SPEC】
使用時: 300 × 270 × 160 cm
収納時: 75 × 25 × 25 cm
重量: 7.4 kg
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【RAUM MINI 2.0 : SPEC】
使用時: 260 × 200 × 130 cm
収納時: 65 × 25 × 25 cm
重量: 7.3 kg
RAUM MINI 2.0はこちら >>
Q5:その製品の特徴と制作のきっかけを教えてください。
ポリエステルやナイロンで作られたテントは軽く、実用的ですが、夏場はテント内が蒸し暑く、冬場は結露で濡れ火の粉に弱いなど、オートキャンプで使用するには致命的な短所があります。そこで「快適なオートキャンプ」を求め、コットンを使用したテントを制作しました。
キャンプにおいてのコットンは、一般的にポリエステルが含有しているTC(ポリコットン)生地が使用されていることが多いですが、RAUMシリーズは、100%コットンでできた「TC-TECH AC-452」生地を使用しています。
自社開発のTC-TECH AC-452生地は、コットン100%に撥水加工と防サビ加工を施されているのが特徴です。内部の湿気を外部に排出し、カビの発生を最小化させることでテント内部を快適な空間にすることができました。
Q6:イ・ヒヨンさんにとって、キャンプとは何ですか?
自然がくれる余裕を家族、恋人、友達など、多くの人々と共有しながら、周りの大切さが心に刻まれるひと時をくれる、そんな存在です。そのように満たされる休息を通して、自分の人生が続くものだと思っています。
Q7:トラベルチェックの今後の展望を教えてください。
結局のところ、私たちはキャンプも旅行の一種だと考えています。トラベルチェックのユーザーが便利で楽しいアウトドアの旅を過ごせるように、これからも変わらずキャンプの効率を向上させる製品を作っていきます。
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