muracoの新作ドームテントの商品一覧
muracoの新作ドームテント「クラーケン」登場!
TEXT:ケンケン
発売前から業界内では話題となっていたmuraco(ムラコ)の新作ドームテント「クラーケン」が登場!入荷後、早速設営してみました。
まずは基本スペックからチェック!
収納時のサイズは、W70×D34×H25cm、重量13.6㎏と大人一人でも肩にかけて持ち運べるレベル感です。ムラコのテントは、ポールが細く丈夫なのでその分他と比べると軽くなっています。持ち運びのしやすさもかなり大事ですよね。
付属品は以下の通りです。
・フライシート
・グランドシート
・ルーフトップカバー
・ストレージポケット×2
・ロープ×10
・ペグ×18
・ロングポール×2
・ミドルポール×2
・ショートポール×4
・収納バッグ
ポールとペグにはそれぞれ収納パックが付属しています。
ポールは全部で10本。それぞれロング、ミドル、ショートの3サイズあり、ロングポールにはグレーのカラーが振ってあります。
サイズ感は縦横360×360cm、高さ205cm。他社のシェルターと比較しても、大きすぎず小さすぎず、持ち運びや設営のしやすさや居住スペースのバランス感をちょうどいいのではないでしょうか。
それでは基本情報が分かったところで、設営していきます。
シンプルな構造で設営は楽ちん。
STEP1:フライシートを広げる。
まずは、フライシートを広げます。ここでドアの位置を把握することがポイントです。自分の正面にドアを持ってくると分かりやすいです。
STEP2:ロングポールをスリーブに通す。
次にグレーの色が振ってあるロングポール2本を組み立て、スリーブに入れていきます。
スリーブも同じグレーに振ってあるので分かりやすくなっています。
ここでの注意点は、写真のように3つのスリーブが縦に連なっているので、途中、ポールがすり抜けてしまうことがあります。しっかり最後までポールが入っているか確認してください。
ロングポールをスリーブに入れ終えたら、次にミドルポール2本を組み立てます。
STEP3:ミドルポールをスリーブに通す。
ミドルポールはブラックのスリーブに入れていきます。テントの出入口に沿う形でスリーブが付いています。
こちらのスリーブはすり抜けることはありませんが、無理やり押しながら入れるとポールがスリーブを突き破ってしまうこともあるので丁寧に入れることをオススメします。
入れ終わると、先ほど入れたロングポールと交差する形になります。
STEP4:立ち上げてテントを立体に。
ロング、ミドルの合計4本通し終えたら、フライシートの下部にある各ハトメにポールを差し込んでテントを立ち上げていきます。慣れれば1人でもできますが、はじめての方は2人で設営すると楽ちんです。
最初に入れたロングポールはハトメがグレー、ミドルはブラックに振ってあるので分かりやすいですね。ハトメには2か所穴がありますが、内側の穴にポールを止めてください。
注意ポイントとして、ロングポールは、2本を交差させて止めます。ポールが湾曲するように通すのが正解です。調節しながら立ち上げたら、ポールクリップを止めていきます。
ポールの交差部分には、カラビナが付いているので写真のように止めてください。
ここまでくると、全体像が分かってくるので設営が楽になりますね。
STEP5:4本のショートポールを通す。
ショートポールは合計4本あります。先ほどロング・ミドルポールを止めたハトメの、外側の穴にショートポールを入れていきます。ショートポールはスリーブを通すとことがないため設置する箇所がわかりにくいかもしれませんが、このハトメの位置を目印に沿ってポールを設置していければ、スムーズに設営ができるでしょう。
こちらもグレーのハトメから、同じグレーのハトメに、ブラックからブラックにショートポールを止めていきます。
まだ使用していないポールクリップに沿ってショートポールを付けていくと分かりやすいです。
ショートポールを付け終えると、またポール同士が交差する箇所が出てくるので、カラビナで止めてください。
ポールを全て付けたら、ハトメに付いているベルトをひっぱり、バイアスを調節していきます。ピン張りをしたい方は、限界まで引き上げると良いです。逆に撤収する時はこのバイアスを緩めておくと次回設営するとき楽なので、覚えておくといいかもしれません。
ここで基本的には、ルーフやグランドシートのオプションを使用する場合を除き、設営完了です。
オプションのルーフトップを取り付ける方法。
ルーフトップを付けたい場合は、この段階で付けます。ルーフトップは高さがあるので、2人で掛けるのが楽です。ルーフには2ヶ所、ロゴとチェックの模様が入ったスペクトラ生地になっている箇所があるので、そこを2人で持ってテントにかけていきます。
写真のようにベルトを合計10ヶ所止め、バイアスを調節します。風邪の強い日などは、ガイロープをベルト部分からひっぱり、ペグダウンすれば安心です。
ルーフトップは、雨が降った時や、冬場の結露を防ぐために付けるので常時付けておかなくても大丈夫です。
最後にベンチレーションを4ヶ所開け、ペグダウンすると設営完了です。
サイズ感がわかるように横に立ってみました。(筆者175cm)
クラーケンのディティール機能をチェック!
出入り口は2ヶ所でU字に開閉する仕組みとなっており、メッシュドアとの2層構造です。このメッシュドアがあるかないかで夏の虫対策に影響してくるので、付いているのはかなりグッドポイントです。海外ブランドには付いていないものが多く、こういった機能は、さすが日本ブランドです。
中側から開けられる大きいベンチレーションが天井と側面に合計8ヶ所のベンチレーションがあります。
オールブラックは遮光性が高いことの利便性がある反面、日中暗すぎるのではないかという懸念がありますが、この問題は心配ご無用。全て開けると陽の光も入り込み開放感があり快適に過ごせます。
また、付属の三角ポケットを内側側面のベルトに装着(2ヶ所)するとウォールポケットとして活用できるのも便利です。細かいギアを入れておくのにちょうどいいですね。
クラーケンには、グランドシートもセットになっているので、冬のお子守りや、ファミリーキャンプで雑魚寝も可能。シーンによって付け替えると便利です。
ギアを入れ込んで、レイアウトしてみました!
シェルターとして使用する場合は2人、グランドシートを使用すると3〜4人でも快適に過ごせます。今回は、目安としてチェア2脚とミニテーブル、コットを入れてみました。
まだまだコンテナや細かいギアを入れられるスペースもあるので、自分好みのレイアウトを楽しめそうです。座った時の眺めもよく、ドーム内でゆったりと過ごすのもありですね。
待望のmuracoの新作シェルターは、ポールは少し多めですが、簡単に設営出来きました。何より、力を入れて何かを付けたりすることがないので、個人的にはとても楽な印象です。
あとはなんと言ってもデザインがいい! ベンチレーションも無駄なくデザインの一部として配置されているものいいですね。
インナースカートもあり、さらにグランドシートも付いているので「クラーケン」さえあれば、買い足し不要というところもポイントです。初めてのテントや、シェルターデビューにとてもおすすめですよ!
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